ドリル台をつくったよ

昨日の5月29日、神戸は梅雨入りしたそうですよ。
5月に梅雨入りって近畿ではあんまり聞いたことないです。

4月から5月中旬までは、わたし達のもう一つの業務である人形劇美術の制作にかかりっきりで神戸人形のことが全くできませんでした。
無事初日が開け、やっと神戸人形に戻って作業しています。

今は元町商店街の本高砂屋さんで販売していただいている人形中心に制作中。

「きんつば焼き」の頭

穴あけが多いんやな~と改めて実感。
1個の頭で7箇所。
10個で70箇所。
胴体や腕もありますから、数え切れないほどたくさん穴あけ作業をしていることになります。
ボール盤という機械で穴を開ける場合もありますが、多くは手に持って電動ドリルで穴あけ。
サイズの違う穴あけをするときは2台のドリルを持ち替えて使っています。

神戸人形は細かい手元の作業が多く、手首ヒジ肩の不調が絶えません。
吉田は「変化球の投げ過ぎや」なんてほらを吹いていますが、ドリル作業を少しでも負担少なくするために、台でも作ったら〜と提案。

さっそく作ろう。工房の片隅に転がっていた廃材使って…

あっという間に出来上がり!

じゃ~ん!

2台のドリルがセッティング。
キャスターで自分の手元に引き寄せられます。左の縦にのびてるホースは集塵用ホース。

さっそく使ってみます。

ずいぶん手やヒジが楽みたいです。
良かった〜。

昔の作者たちはどんな工具を使っていたのでしょう?
昭和の名人数岡雅敦氏が舞錐を使っている写真があります。もっと古い時代の作者たちはどんな道具を使っていたのか?

そんな研究も大変興味深いですね。

(担当 守津)


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